何故か今日は朝から賑やかで。 ナースを始め女子職員はおろか、年齢問わず女性入院・外来患者さん達も浮き足立っているように見受けられる。 今日は確か、9月の中旬。 特にイベント事も無いのに如何したのだろう。 「 おはようございますさん。お加減如何ですか?」 「 おはようございます先生。」 けれど今はそんな事を気にしている暇は無い。ドアの前で一度大きく深呼吸し、ノックと共に開け笑顔で声掛け。 そう、今日はとてもハードで濃密な一日になるから。朝から晩まで、執刀と助手としてオペ三昧。 「 それでは亦、後程。あまり緊張なさらないで下さいね。……と言っても、無理ですよね。」 術前の回診。バイタルも安定していて熱も無い。これなら予定通りオペ出来る。 それに、患者さん達が笑顔なのは良い事。笑うという事は何よりの薬とも言われているし。――なんて、確たる立証がある訳でも無い事を外科医が言うと不味いのかしら? 何はともあれ、今は目の前の事に全力で向かうのみ。余計な事なんて気にせずに。 「 おはようございます。」 「 おはよう先生。」 「 おはよーっす先生、今日は頑張れよ!」 「 はい!」 医局に戻り最終確認。 「 宜しくお願い致します!」 「 ……ああ。」 私の指導医は沖先生がして下さっているけど、今回のオペは心臓だから北見先生に直接指導して頂く事になっている。だから何が何でも、恰好悪い所なんて見せられない!成功は当然、傷口もなるべく小さく目立たぬように。患者さんにはオペ後の人生の方が長いんだから。自分の身体を見て、触れて、少しでも哀しみが軽減されるように。 「 行くぞ。」 「 はいっ!」 それに、そろそろ北見先生にオペでも褒めて頂きたい。――というのが、一番の本音かもしれない。駄目なんだけど。 沖先生や片岡先生には多少認めて褒めて頂く事もあるけど北見先生からは一度も未だ無い。院長先生ですら、本気か冗談か判らないけど褒めて下さったのに。……なんて、褒められる為にオペをするでも医者をしているのでもないけど。 北見先生に認められて、早く一人前の医者になりたいの。目の前を、遥か先を歩く北見先生のような。 「 それにしても北見先生も災難だよね。いや、医者だと誰だってそうだけど。」 「 ?何がっすか?」 「 今日、北見先生の誕生日だろ。」 「 え?」 「 ああ、だから全身黒でコーディネートされているんですか!?」 「 バレンタインほどじゃないけどね、凄いんだよ……。」 「 そんな日にオペ入れるなんて……俺なら休みか定時にあがりてぇけど。」 「 敢えて入れたんじゃないかな、女性との接触を避ける為に。」 「 ――途中から正中が揺らいでいた。それに後半、失速気味だった。気を付けろ。」 「 っはい!」 「 助手とは言え、今日は未だオペがあるんだろ、気持ちを切り替えて臨め。」 「 はいっ、有り難う御座いました!」 結局、褒めては頂けなかった。 けどそれ以上に学ぶべき物が多く見えたオペだった。やはり良い指導医に恵まれると、モチベーションも技術も上がる。 早く医局に戻って今の復習、それから次のオペの予習もしないと。 嗚呼、本当に。 この病院に来て、この病院で働けて良かった。 「 片岡先生、宜しくお願い致します!」 「 うん、よろしくね先生。」 「 宜しくお願いします沖先生!」 「 途中でヘバるなよ先生。」 「 はい!」 あっという間に時は経ち、オペ着から着替えて医局のデスクに戻る頃にはもう外は暮れなずんでいた。 じゃあお疲れ様と手を振る先生方に頭を下げ椅子に腰を下ろす。しんとする部屋に今日も一日終わるんだなと思い、医学書とノートパソコンを開く。溜まったメール返信とデータ整理、それに今日の復習。やるべき事は未だ未だ山積み。 「 ……ぃ…………………」 如何しよう、こんなに楽しいのは何時振りだろう。今日は急患も急変も無いと有り難いな。 「 。」 光るディスプレイが急に視界から消え、代わりに私の意識に飛び込んできたのは私の名を呼ぶ声。きょとんとしているともう一度と名を呼ばれ、ゆっくりとその音源へと顔をやれば厳しい顔をした北見先生を見つける。 ……如何しよう。私、何かしてしまったのかしら。オペに気を取られ過ぎてメールの返信が今頃になってて遅いとか?それとも今朝のオペで言い忘れた事があったとか!?それとも――――はっ!今何時!? 「 お食事の 」 「 買って来た。食べるぞ。」 「 ……はい?」 ガサリとビニールの音が鳴り半透明の袋が目の前に突き付けられる。今から何か買いに行こうと思ったのに……自ら行かずに、そういうのは若輩者の私に命じて下されば良いのに。それとも何度呼んでも私が返事をしなかったとか? うわ、有り得る。というかそうとしか考えられない。それ以外有り得ない。北見先生をパシらせるとか何様のつもりよお前すみませんすみません。引っ叩いてでも私に行かせて下さいよ北見先生。 「 食べるぞ。」 「 ――あ、はい!今お茶淹れます!」 ギロリと睨まれ我に返る。閉じられたノートパソコンを開いて保存し、立ち上がろうとして足をぶつけたけど関係無い。 早くしないと。盗み見た時計の短針は悠に8の字を過ぎている。あ、見ようと思ってた特番、録画してきたっけ? 「 …… 」 「 ……あの、何か……?」 「 ………お前の湯飲みは……?」 何故か北見先生がテレビの前のソファに座っていらっしゃるから、其方のテーブルの上に急須と湯飲みを置くと渋い顔をされた。お弁当だから緑茶であってるだろう、コーヒーなんて言い出さないでしょ?それとも番茶や焙じ茶を所望されているのか。冷や汗を掻けば、グッと力を入れられた顔で予想もしない事を言われ、思わず聞き返してしまった。 「 ………はい?」 すると何か言いたげに口を閉じ、僅かに肩を震わせる。って、これは不味い。怒られるパターンだ。 「 まさかとは思うが一応聞くぞ。お前は食べないつもりか?」 「 未だメール返信が残っていますからそれを終えてから…… 」 「 今すぐ食べろ。」 総てを口にする前に遮られじっと目を見つめられる。そんなの、反則です。私はその強い眼差しに弱いんですよ。 それ以上、何か一言でも言われてしまえばメール返信もデータ整理も、今日の復習も総て諦めざるを得ないんですよ。 「 食べろ。」 「 ……わかりました……。」 未だメール返信も途中なのに。データ整理だって残ってるし復習だって早くしたいのに。 一食抜いた位じゃ倒れないのに、北見先生は過保護過ぎなのよ。未だ8時過ぎじゃない。もう少し遅らせて夜食としても充分なのに。シャットダウンの音色が静かな部屋に空しく響いている。……早く食べて再開してやるわ。 「 いただきます。」 「 ゆっくり食べろよ。」 「 ……私は医者ですよ、ゆっくりなんてしていられません。」 「 朝食は取ったのか?」 「 取りました。オペ前はきっちりと取ります。」 「 昼食は?」 「 とり――――……とり……ま、した………?」 「 取ってないだろ。」 箸を持つ右手が止まり、うーんと記憶を辿る。 今日は朝から北見先生に指導して頂きオペを執刀して。次に助手として片岡先生とオペ室に入り、その後沖先生のオペに――――……如何しよう、朝家を出てから何かを口にした記憶が、記憶が、記憶と映像が出てこない。 否、きっとテンションが上がり過ぎて憶えていないだけで何かしら取ってる筈よ。だって北見先生と約束したじゃない、毎日三食欠かさず取りますって。忘れた場合はペナルティーを科すって。忙しさに気を取られ忘れたなんて、何一つ成長出来てないじゃない私の馬鹿! 「 …………取りました。」 「 取ってない。」 ちらっと盗み見ると静かな怒りを宿した目とかち合う。 うう゛、如何しよう。北見先生がこう言うからにはきっと取ってないんだ。最低。言い逃れも出来やしない。 「 ……………… 」 「 今も俺が言わなければ食べなかっただろう。」 「 で、でも、一食二食抜いた位じゃ 」 「 それを続け仕事中に倒れたのは何処のどいつだ?」 すみません私です前科持ちでしたすみません。 「 好い加減、気付け。」 「 ………すみません……。――――え、あの……!?」 「 次に倒れたら俺の監視下に置く。良いな。」 「 はっ、白衣が汚れます……っっ!」 強い力に引かれたかと思うと、次の瞬間北見先生の腕の中に居た。ぎゅっと抱きしめられ、箸を持つ右手も胸の中に仕舞われ、北見先生の顔が見えないどころか身動ぎ一つ取れない。糊の利いた綺麗な白衣が私の箸で汚れてしまうのに、気にしないのか腕の力は弱まらない。頭と背中をしっかり押さえられ、北見先生の匂いがゼロ距離で、色々な意味で息が詰まる。 「 ……そういや食事を抜いたらペナルティーを科すと言っていたな。」 「 は、はい……。」 押し付けられる胸に何時もより近い声。吐き出される呼吸音すら聞こえ、心臓が早鐘を打ち始める。熱い血潮が体内を駆け巡り、体中が熱を帯びていくのが解ったけど、冷静になれと思えば思う程、頭が熱くなり思考が纏まらない。 私の髪に触れる指が、顎が、 「 ………………… 」 甘い囁きが、私の思考回路を焼き切るように奪い去る。 髪を耳に掛けられ肩が小さく跳ねた。露になった耳に北見先生の吐息が、直接――――………… 『 ビーッビーッ!受け入れ患者の要請です 』 聞き慣れていてもドキリと胆を冷やすホットコール。熱を帯びた身体の中を、別の物が駆け抜ける。 『 二次の患者、男性一名。泥酔し階段から落下した模様。受け入れ願えますか? 』 立ち上がろうと考えた時、既に北見先生は立ち上がり受話器を取り上げ耳に当てていた。 「 回して下さい。」 受話器を置くと同時に私へと振り向き、怜悧な中に滾る思いを滲ませ口を開く。 「 行くぞ、執刀はお前だ。」 「 っはい!」 翻る白衣。頼もしい背中。その背中を追い駆け、私も走り出す。 「 オペ四回は流石に厳しいです……。」 「 これ位でヘバるな。」 朝から数え一日で計四回。執刀は二回とは言え、なかなかに厳しい。冷めたお弁当の前に崩れるようにすわり、溜め息と共に沈んだ。もう箸を持つ気力も無い。だけど嗚呼そうだ、メール返信だけは今夜中にしておかないと。データ整理はもう明日でも良いや、せめてメール返信とオペの復習だけは―― 「 ……北見先生?」 「 なんだ。」 ぐったりとソファに沈んでいたが、何時まで経っても隣に人が座る気配を感じられず顔と声を上げた。返される音にそちらへと顔をやれば、急須にお湯を注ぐ北見先生の姿。 「 ……ああっ、すみません!私が淹れます、代わります!!」 「 良い、座ってろ。」 「 しかし!」 「 疲れてるんだろ。」 ふっと息を吐き微笑む姿に顔が染まる。お盆を持つ逆の手で頭を撫でられ、疲労感すらすっ飛ぶ。 このギャップに気付いてから、私はこのギャップに頗る弱いのだと思い知った。何時もの厳しい口調で言われれば渋々諦めるけれど、稀に垣間見るその優しい表情で言われてしまえば何も出てこなくなる。言葉も、感情も。唯息が詰まり、顔に熱が集中し、全身の力が抜けてしまうよう。反則なんてものじゃない。もうこれは、犯罪の域よ。 「 早く座れ、冷めるぞ。」 「 ……はい…………。」 俯いた儘隣に座り、葛藤の末我慢ならずにその腕に縋り付いてしまった。北見先生はどんな顔をしているのだろう、困っているのか、迷惑そうにしているのか、呆れているのか、それとも怒っているのか。でもそんな事を考える余裕も無い。 私は、私は、 「 ――ど 」 「 優しく、しないで下さい。」 その優しさに溺れてしまう。甘い蜜に足を絡め取られてしまう。その行為に、今以上に甘えてしまう自分を抑えきれなくなる。今ですら北見先生のご好意に甘えさせてもらい、体を壊さぬ程度に酷い生活を送っているのに。律して下さる北見先生の言葉に、頼っているのに。それなのにそんな優しくされたら、優しい言葉を掛けられては、もう何も、考えられなくなってしまう。 「 ……………?」 髪を梳かれ、涙が溢れ出しそうになる。そろそろと顔を上げれば、心配げに眉を寄せているその顔が近く、唇が優しく私を呼ぶ。その色香に堕ち、求めてしまう。 尊敬する人では無く、唯の一人の、愛する人として。北見外科部長では無く、北見柊一その人を。 「 っっ北見先生は厳しく指導して下さる方が、私の志気も上がるので!!」 引き摺り込まれる想いを断ち切るようにパンッと手を叩き、羞恥に顔を染める。 私は何を考えているんだ、何馬鹿な事を考えていたんだ。此処は病院の医局であって自宅では無く、少し歩けばナースステーションだって病棟だってある。同じ職場の人も居れば患者さんだって居る。秘密にしている関係をバラすつもりか大馬鹿者。北見先生の立場が危うくなるだけじゃない。 「 …………そうか……?」 「 はい!あの、お弁当温め直しますね。」 誤魔化すようにレンジへと歩いたが、北見先生は何処まで気付いただろう。紅潮した頬に突っ込みを入れてくるだろうか。甘い声で尋問してくるだろうか。そうされて、耐え切る自信なんて微塵も持ち合わせていないけれど。 そもそもあんな綺麗な顔で微笑むとか反則なのよ。黒のスーツは何時も以上に決まってるし、その飴と鞭の使い方が恨めしい。そんな事されたら誰だって陥落するっての。今までにそれで何人、何十人、否、何千人を虜にしてきたんだ。 自覚してよ…………まさか自覚しててしてるとか?計画的犯行?それにまんまと嵌る私は良いカモ?ですか? 「 ………なんだ。」 お弁当を口に運ぶ姿をじーっとりと見ていると、居心地悪そうな声が上がる。なんだって言いたいのはこっちだっての。 如何いうつもりで優しくしたりしてんですか。あれですか、私を骨抜きにして従えさせるおつもりですか。黒のスーツが憎い程似合っているのは私に見せ付けて捻じ伏せようって魂胆ですかええまんまと嵌められてますよ嵌められてますとも。 「 ……だから、さっきから一体なんなんだ。言いたい事があるならはっきり言え。」 「 …………別に、何でもありません。唯全身黒は、珍しいなと思っただけです。」 もごもごと呟きながら箸を口に運び、そう自分で言ってからそういやと気付く。 仕事柄、『黒』という色は珍しいけれど、トラウザーズとジャケットなら未だ有り得る(ジャケットは白衣を着ると脱ぐけど)。だけどYシャツとネクタイまで黒でカッチリ決めているのは本当に珍しい。こういう恰好をされるのは甘い物が余り好きではないのと苦手、面倒からバレンタインデイだけ。でも今日はバレンタインデイでも2月でもなく、クリスマスでもない9月なんだけどなぁ。9月に何かイベント事ってあったっけ?確か9月の祝日は敬老の日と秋分の日だけだったような。今日は16日、敬老の日は昨日だったし、16日って何かあったっけ?9月の16日、16日、16日、じゅうろ―――― 「 あ。」 里芋が口に届く前にボトリと落ちる。ゆっくりと顔を動かし北見先生へと向ければ、何か言いたげな表情で私を見ている。やっと気付いたのか?とかそんな色合いが読み取れる。けど、嘘でしょう。いやいや、違う、違う筈。そんな訳無い。 だってずっと、そう、ずっと楽しみに指折り数えて待ってたじゃない。半年前からワインを用意して、ケーキだって一月前から予約してた。だから、私が忘れる筈なんて無いのよ。そんな大事な日に予定オペを入れたり助手に就いたりなんて、そんな、暴挙……本当ですか!? 「 …… 」 「 ………… 」 「 ………お……… 」 「 …………… 」 「 ……お誕生、日……おめでとう、ございます………?」 「 …………疑問系か。」 「 っちが――その……っ!!」 「 直に日も替わるしな。」 「 違うんです北見先生!!」 何が違うんだといった表情で箸を口に運ぶ北見先生は盛大に呆れていて――もしや私にはもう何も期待してない!? そんな、私だってずっと今日を楽しみにしてたのに。柔らかい笑顔を見たいと願っていたのに。その筈なのに、じゃあ、如何して予定オペなんて入れたのよこの馬鹿!あまつさえ当直なんてこの呆気者!! 「 ちゃんとワインも用意しましたし!」 「 そうか。」 「 甘さ控えめのケーキも!」 「 何処にあるんだ。」 家とお店にあります、なんて口が裂けても言えないですよね。お店に、お店に……うう。 「 それに、倉橋氏の写真集もプレゼントに買いました!!」 「 !…… 」 あ――――しまった。 「 ……これは、内緒にしておく予定だった……………。」 「 ……… 」 そんな憐れんだ目で見つめないで下さい。惨めさに拍車が掛かるだけです。 うう、酷い。こんな予定じゃ、こんな筈じゃなかったのに。キッチン借りて料理作って、キャンドルに灯を燈してお帰りを待ってた筈なのに。笑顔を向けてくれるのかワクワクしてたのに。 もっとスマートにお祝いするつもりだったのに。 「 …………すみません。」 恥ずかし過ぎて言葉が出てこない。 一つの物事に集中すると他の事柄を忘れてまで没頭するなんて、本当に褒められた性質じゃない。唯の傲慢じゃない。想いを寄せる相手を喜ばせるどころか迷惑と不快感以外与えていないじゃない。生きてる価値あるの? 「 ――気付いただけありがたく思うべき、か。」 ぽん、と頭に温もりと重みを感じ視線を上げると、優しく細められた目と出会う。その儘するりと滑り落とされる手は私の頬に触れ、指の腹で撫でる。おとぎ話のどんな王子様よりも素敵な笑顔で、目頭が熱くなり鼻がツンと詰まる。ずっと見たいと願っていた笑顔。その笑顔が今、私の目の前いっぱいに拡がっている。ケーキもワインも何も無いのに、今の今までその存在すら忘れていたのに。 北見先生はそんな私に微笑みかけて下さる。 「 ……っ……すみません……。」 「 ……謝るな。」 「 すみません。」 「 お前の性格は充二分に把握済みだ。」 そう言って余裕たっぷりに笑う姿が恰好良くて、堪えていたものが溢れてしまう。 「 っ……これ位で泣くな馬鹿者。」 「 すみ、ま……せん………。」 無骨だけど綺麗な指で涙を拭われ、顔が近付く。抗う理由も拒む理由も見つけられない。 離れる熱に、色を含んだ息がこぼれ落ちた。 |
(北見先生)(なんだ) (如何して今日、当直になされたのですか?それにオペも複数入れられてましたよね?)(……本気で言ってるのか?) |